かきつばた記念
◇5月4日(月・祝)◇名古屋競馬場◇統一G3
◇ダート1400メートル◇出走12頭
◆本紙見解
統一重賞3連勝を目指すメイショウコロンボが堂々の主役だ。
昨年12月に兵庫GTを逃げ切って重賞初制覇を飾ると、
続く名古屋大賞典ではG1馬アジアエクスプレスを全く寄せつけず
重賞連勝と勢いに乗っている。テンの速さだけでなく、
操縦性の高さを身につけており、
今ならどんな展開でも対応可能だろう。
相手筆頭はレーザーバレット。
前走のオープン特別では上がり34秒9の末脚で完勝しており、
地方の深い砂に対応すれば、ここでも好走可能。
コーリンベリーはゲートをクリアすれば、
すんなり先行して逆転もある。
◆各陣営のコメント
(1)レーザーバレット(萩原師) 前走はいい脚を使った。中1週でも力は出せるし、小回りも対応可能。相手は強くなるが楽しみ。
(2)ファイアーフロート(松木師) 追い切りで気合が乗ってきた。相手は強いが、好位から粘って掲示板を目指したい。
(3)エナエビス(田中範師) JRA交流と前走の名古屋(東海桜花賞)で速いペースに対応した。追い切りでも好時計が出た。今回はメンバーが相当に強いが、速いペースに慣れて、次につながれば。
(4)コーリンベリー(柴田見師) 前走は外枠だったのでああいう作戦にしたけど、強い勝ち方だった。スピードがあるので小回りもいいのでは。
(5)エーシンビートロン(西園師) 前走はあまりにもペースが速かった。コースは合いそう。できればハナへ行きたいけど、こだわらなくてもいい。
(6)ノゾミカイソク(錦見師) 本来の行きっぷりはないし、強力メンバー。掲示板があれば上々。
(7)ジョーメテオ(小久保師) ここを目標に順調。距離延長はプラスだし、中央勢相手でも好勝負できる。
(8)アイファーソング(倉地師) 初戦はもう1段ギアを上げられそうな手応え。中距離向きだけど、どこまでやれるか楽しみ。
(9)メイショウコロンボ(角田師) 休み休みでも結果を出してくれる。1400~1900メートルまで幅広くこなすし、状態もいい。あとは(同型馬との)兼ね合い。
(10)トウショウカズン(佐藤茂師) 前走は厳しい流れ。相手は強いが、出来はいいので、どこまでやれるか。
(11)ピッチシフター(川西師) 前走は一頓挫あったので、出来は今回の方がいい。昨年4着だし、うまく流れに乗れれば。
(12)サイモンロード(角田輝師) 前走は追い切りの疲れがトモに残っていた。強力な同型がいるのでハナにはこだわらず、気分よく走らせたい。
◆かきつばた記念・データ
☆地方馬 昨年は兵庫のタガノジンガロが勝利。
4年連続で3着以内に入っており、
軽視は禁物。今年も統一重賞で好走している馬もおり、
穴党は狙ってみる手か。
☆1番人気 過去5年で【3200】と信頼度は高い。2番人気が【1211】で、基本的には平穏なレース。昨年は6番人気のタガノジンガロが勝ったが、2、3着は1、2番人気。穴を狙う場合でも上位人気馬を軸にするスタンスが必要かも。
☆馬番(4)(9)注意 全体的に内外枠まんべんなく3着以内に入っている。
過去5年で2枠だけ馬券に絡んでいないが、
09年にはスマートファルコンが2枠で快勝している。
目立つのは、枠では4頭が絡んだ7枠。馬番では1勝2着2回の9番
1勝3着2回の4番に注目だ。