
第54回ゴールドカップ(S3・3歳以上オープン1500m)。
ここは休み明けを2戦して復調成ったレアヴェントゥーレのスピードが抜けている印象。さすがに重賞となると楽ではないが、
地元浦和コースでは5戦5勝。
中央時にはダートの短距離戦で3勝を挙げており、
スピードに任せての逃げ切りは十分可能だ。
相手は東京ダービー4着以来となった
ダービーグランプリを快勝した3歳馬トロヴァオ。
2歳時にハイセイコー記念を制し、全日本2歳優駿4着、
羽田盃2着がある実力馬だ。
スピード競馬には対応できるはずで、初コースさえ克服できれば好勝負になる。
休み明けのカペラステークスでは見せ場を作れなかったテムジンだが、
叩いて確実に気配は上向き。重賞を獲るだけの力の持ち主で、
一変に期待したい。あとは遠征続きで疲れは心配だが底力上位のサトノタイガー、
インタラクションカップを勝ったゴーディー、
休み明けを3戦して復調気配のオウマタイム、
浦和のこの距離が向くトキノエクセレント、
川崎マイラーズの覇者モンサンカノープスあたりが有力だ。
◆浦和で5戦無敗
レアヴェントゥーレ
◆有馬記念情報
<第61回有馬記念>◇12月25日◇中山競馬場◇芝2500メートル◇3歳以上オープン◇1着賞金3億円
今年最後の大一番は、ファン投票1〜3位がそろって参戦する豪華な一戦となった。
ジャパンCを制し、ファン投票1位で選出されたキタサンブラックに、
ファン投票2位で、菊花賞を制した3歳馬サトノダイヤモンド、
さらにファン投票3位の昨年覇者ゴールドアクター、
そして春秋グランプリ制覇を狙うマリアライトなどが参戦。
◆サムソンズプライド流れてくれれば楽しみ
今週の日曜中山メインは有馬記念(G1、芝2500メートル、25日)が行われる。
サムソンズプライド(牡6、杉浦)は坂路1本を軽く駆け上がった。
ステイヤーズSは内々を回って距離ロスのない競馬をしたが、
外に壁があり、動きたい時に動けないのが痛かった。
田面木助手は「競馬じゃなかったね。平均的な流れが合う馬。
マルターズ(アポジー)が行くなら、いい流れになるのでは」と巻き返しを期待する。
◆ゴールドアクター追い切りへ態勢整える
連覇を狙うゴールドアクター(牡5、中川)は坂路を軽快なキャンター
(4ハロン69秒2)で駆け上がり、
静かに追い切り前日の調整を終えた。
相変わらず黒光りする青鹿毛の馬体。
ジャパンC4着からの巻き返しを期待させるが、
意外にも中川師のトーンは上がらない。
「年を取ったし、昨年よりシャープさがない。
代謝が落ちて、ズブさも出てきた」とこの日は控えめな言葉に終始した。
吉田隼騎手を乗せた最終追いでどこまで変わってくるのか目が離せない。
◆マリアライト枠順はどこでも怖くないよ
春の宝塚記念覇者マリアライト(牝5、久保田)は火曜朝、
角馬場からDコースを周回し、体をほぐした。
秋2戦は敗れているが、馬場から引き上げてきた姿は女王の風格を感じさせるもの。
久保田師は「週末に併せてやっているし、単走でやる予定。
いい状態できている」と力強い。昨年は大外16番枠から4着に激走。
「枠はどこでもいいし、どこでも怖くないよ」と泰然自若の構えだ。
◆キタサンブラック逃げられなくても大丈夫
G1・勝馬キタサンブラック(牡4、清水久)は逃げられなくても不安はない。
今回はマルターズアポジーのハナも予想されるが、
清水久師は「そこは全然気にしてない。(2番手から押し切った)
京都大賞典みたいな競馬もできるので。
前走後も1週間以内に回復できたし、丈夫な馬。
免疫力がもともと強いんでしょうね」と信頼を寄せていた。
火曜朝は坂路からCウッドに出て、ゆったりと周回した。
◆冬将軍サウンズオブアース楽しみ
昨年2着のサウンズオブアース(牡5、藤岡)は「冬将軍」だ。
この日は坂路を4ハロン62秒1で駆け上がって21日の追い切りに備えた。
仲田助手は「問題はないと思う。この時期は去年も良かったし、
やっぱりいいのかな。中山も走れているコースなので」と
得意の季節に期待していた。
◆シュヴァルグラン究極の仕上げを施される
シュヴァルグラン(牡4、友道)は全休日明けのポリトラックから坂路に入って、
じっくり乗り込まれた。
アルゼンチン共和国杯1着→ジャパンC3着ときて、
この秋3戦目。究極の仕上げを施される。
友道師は「前走後の疲れもなく、すぐに乗り始めた。
年内最後だし、ここが目いちの仕上げ。前回は若干太かったのもあって、
4コーナーで一瞬置かれたみたい」と悔いのない調整を誓っていた。
◆ミッキークイーンは状態の上積みで勝負
G1・2勝のミッキークイーン(牝4、池江)は状態の上積みで勝負する。
池江師は「明らかに状態は上向いている。
前走は使えるかどうか分からない状態で、よく伸びてきた。
すごい根性を持っている。脚もとの状態も安定していて、
Cウッドでしっかりやれているので」と期待を寄せる。
全休日明けは坂路4ハロン67秒8で体をほぐした。
◆サトノノブレスは太め解消が鍵
重賞4勝のサトノノブレス(牡6、池江)は絞り込んで本領を発揮する。
池江師は「前走は10キロぐらい太かった。
あのおなかではね。スタートから動けなかった。
まだボテッとしてるけど、そのへんを意識してやっていきたい」と
シェイプアップに取り組む。
追い切り前日は坂路4ハロン61秒9-14秒8。
乗り込みは入念だ。
◆サトノダイヤモンドさらに力強さを増す
菊花賞馬サトノダイヤモンド(牡3、池江)は、さらなる上積みを見込まれている。
池江師は「前回がマックスではなかったし、さらに力強くなっている。
春よりはしっかりしてきたけど、まだ芯が入ってないし、
完成期は来年秋以降では」と見通しを示す。
この日は坂路を4ハロン64秒8でゆったりと駆け上がった。
◆前日逃げ連対7鞍
後半は馬相場上がるとイン逃げ
またはイン掬いと
圧倒的にイン有利の馬場は変わらず
◆地方競馬売上
2016年12月20日(火)
浦和 791,896,630円
金沢 206,900,700円
名古屋 155,982,100円
園田 247,506,500円
高知 331,311,800円
2016年12月19日(月)
帯広 125,220,100円
水沢 178,065,100円
浦和 597,811,600円
名古屋 134,707,100円