
2100mの「第46回戸塚記念」。
秋の3歳限定戦とあって、このひと夏で力をつけた新星が春の実績馬に挑む一戦。
さらに今年から新設された地方競馬の「3歳秋のチャンピオンシップ」の
一貫としてシリーズ化されている。
黒潮盃で4馬身差をつけて圧勝したブラウンレガートがここから
シリーズファイナルのダービーグランプリ
(11月19日・水沢)でのビッグボーナスを目指すというから負けられない一戦。
春のクラシックでは羽田盃直前に熱発して自重するなどリズムを崩した時期もあり、
移籍馬相手に歯がゆい場面も多かったが、
このひと夏の成長は明らか。南関生え抜き馬がシリーズ制覇で春の鬱憤を晴らす。
トライアル芙蓉賞を快勝したキャプテンロビンはひと夏の成長芳しい一頭。
逃げ切り2連勝で距離への対応力も魅力。東京ダービー4着した
牝馬シェアハッピーはゲート難解消し距離延長も味方する。
やっとリズムが整って黒潮盃2着したカンムル。
前走はスローペースに泣いたクラトリガーの巻き返し。
また、この日の準メインには鎌倉記念トライアルの「若武者賞」が行われる。
認定競走であり、勝ち馬はJRAの認定レースへの出走資格が得られるほか、
3着以内馬には鎌倉記念(10月11日)への優先出走権が与えられるため、
2歳素質馬たちの激突が見逃せない。
黒潮盃完勝
ブラウンレガート
■注目厩舎
2R佐藤博紀
3R田辺陽一
4R吉橋淳一
5R佐藤博紀
6R河津裕昭
11R阪本一栄
■注目騎手
町田直希
瀧川寿希
瀧川寿希
酒井忍
増田充宏
矢野貴之
8R
C1五六
ダ1400m
船橋から遠征の3歳馬コンパッシオーネから入る。
着実な成長を見せており、大井に参戦した前走もしぶとく脚を伸ばして2着を確保。
格付けでも今回のメンバーなら好勝負可能とみた。
逆転候補はヴィランドリー。JRA、金沢と渡り歩き、
南関移籍後は【2 2 1 1】の好成績。
能力上位だけに休み明けでも侮れない。
マルチなら
ヴィランドリー
9R
馬いぞ!八幡平マッシュルーム記念
ダ900m
近況のレースぶりが光るサミットに◎を打つ。
2走前からデビュー戦以来の900メートルに狙いを定め、
一変の走りを披露。好位追走から3馬身突き抜けた。
2着の前走も相手が悪かっただけで、しまいの伸び、
走破タイムとも上々。今回は決める番だ。
ケイエスフェアリーも900メートルに照準を合わせて良化中。
2頭の首位争いが濃厚だ。
マルチ向き
サミット
10R
若武者
ダ1500m
トキノアビーを軸に据える。
デビュー戦快勝後、距離を延ばしたここ2戦も上々のレースぶり。
しぶとく堅実な走りで、前走は大幅にタイムも詰めてきた。
相手は楽になっただけに今度は勝ち負け。
逆転があれば船橋のパパドプロスだろう。
デビュー勝ちは出負けから外々を押し上げる競馬。
若さをのぞかせながらも能力は示した。
マルチで
トキノアビー
11R
戸塚記念
ダ2100m
大井のブラウンレガートが主役を担う。
東京ダービー(S1)3着など、クラシック路線で健闘した実力は世代屈指だ。
4馬身差で圧勝した前走の黒潮盃(S2)は力通りの結果だった。
小回りにも不安はなく、今回も一枚上の地力を見せる。
相手は船橋のキングガンズラング。能力の高さは折り紙付きで、
古馬相手の前走を圧勝した勢いもある。
ブラウンレガート 中心
12R
涼風特別
ダ1600m
成長著しいブルーフォレストを狙う。
2走前に会心の差し切りを決めると、
勢いそのままに前走の交流戦も突破。ひと皮むけた印象だ。
古馬相手の今回も引けは取らない。対抗はこのクラスの安定株スウィートピカンテ。
距離延長が鍵だが、近況の内容からも崩れは考えにくい。
キョウエイドラゴンも有力。
マルチで
ブルーフォレスト
キョウエイドラゴン